AIでがん治療を体験!「おしごと体験はどうだい?in仙台」イベントレポート

2025年10月19日(日)、仙台国際センターにて子ども向け職業体験イベント「おしごと体験はどうだい?in仙台」が開催されました!地域の中小企業が伝統工芸から最先端テクノロジーまで多彩な仕事を紹介するこのイベントは、仙台市や県の後援のもと大盛況。事前予約では定員800名が5日間で完売する人気ぶりで、会場は熱気に包まれました。

アイラトブースのテーマは「がん治療を支えるAIの力!」CT画像で腫瘍を探すワークショップにチャレンジ!


当社アイラト株式会社のブーステーマは「がん治療を支えるAIの力!」。来場した小学生たちに、放射線治療計画用AIソフトを使ってがんの診断・治療に必要な技術を楽しく体験してもらいました。

具体的には「CT画像で腫瘍を見つけ、AIの速さと正確さを体験しよう!」という趣旨のもと、当社のソフトウェアでCT画像上の腫瘍部分を探すワークショップを実施しました。

実際に体験では、当社の放射線治療AIソフトを搭載したノートPCを使い、参加者がCT画像上で腫瘍部分にマウスでマーキングする操作に挑戦しました。

この手作業は、熟練の医師がCT画像を見ながらおこなう約30分ほどの作業です。体験では、参加者がマウス操作で腫瘍を囲う手作業を体験した後、AIがわずか2分で自動的に領域を抽出する様子を見ていただきました。

従来の放射線治療計画全体では6時間ほどかかる工程を、AIが20分程度に短縮できるという当社技術の一端を紹介し、子どもたちからは「こんなに速いんだ!」と驚きの声が上がりました。さらに、実際に腫瘍を描いてみた子どもたちからは、

「線を引くのが思ったより難しくて疲れた」

「こんな細かい作業をAIがすぐにできるなんて本当にすごい!」

といった感想が多く寄せられ、医療AIの技術の大変さとその価値を実感してもらうことができました。

また、見学していた保護者の方からは、

「放射線治療って、こうしてどこを照射するかを細かく設定しているとは知らなかった。とても大変な仕事で、それをAIで支援しているアイラトさんをぜひ応援したい」

という温かいコメントも寄せられました。

今回のアイラトブースには84名のお子さまが参加し、医療AIの現場を楽しく学んでいただきました。今後も子どもたちに医療AIの魅力と社会的意義を伝えていけるよう、取り組みを続けてまいります。